これは藍ちゃんのためだといい。
「そんな藍ちゃんにご提案です。
今度、サユと一緒にこの新しく出来た
映画館に行くのですがご一緒にどうですか?」
「いいの?」
「ええ、もちろん、サユが会いたがってます。」
夏休みは3人でよくショッピングに出かけた。
サユの買い物に付き合うとくたびれるということを
藍ちゃんも思い知ったのだ。
それなのに9月に入ってからサユと藍ちゃんは会えてない。
あたしは毎週土曜日に藍ちゃんに会うのが何気に
楽しみでしょうがないのだ。
「因みに映画はあたしが見たかったジャッキー・チョン
の最新作のアクションムービーを計画してます。」
テレビでずっとCMに流れていたから見たくて
今度修平君誘おうかと思っていた。
「・・・任せる。」
藍ちゃんは冷めた瞳であたしを見るのだった。
「藍ちゃんはアクション映画お嫌いですか?」
「そういうわけじゃないけど、・・好きなの?」
藍ちゃんが照れながら聞いてくる。
何、この子の可愛さは!!
何て可愛い子なんだろうか!?
むしろ、あたしが男の子だったら今プロポーズ
してしまうよ?
「藍ちゃんが好きです!!」
そんなあたしに藍ちゃんはため息を吐きながらも
笑いながらミルクティーを飲んだ。
「藍ちゃん、ラブッ!!」
抱きつこうとしたらいいと顔面に藍ちゃんの
片手が阻止をしてきた。
「藍ちゃんがスキダカラ!!」
チャンなんとかのマネを川に向かってやってみた。
「ねぇ、やめて。」
藍ちゃん拒絶反応とキマシタカ!?
「藍ちゃ」
「知らない人のフリするよ?」
藍ちゃんはとっても照れ屋なクールビューティーです。
その可愛さは計り知れないレベルまできてます!!

