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まさか見られているとは思わなかったわ。
とんでもないところで遭遇しちゃった。
何故、ここに居るのだよ。
「どうして、ここに居るの?」
「それは俺らのセリフだよ!」
ユウヤが困惑の表情で言う。
「えっと、遊びに?」
田中、遅いんだよ!!
あれは絶対に迷ったな。
あの方向音痴め。
自分の学校で方向音痴とか田中残念すぎる。
おかげで、とんでもない人たちと遭遇しちゃった。
馬子になりきってるところをばっちり見られた。
「どうして、サユリンと一緒じゃないの?」
ナル君が首を傾げて可愛く上目づかいで見てくる。
うっ、可愛すぎる。
「サユはマコ君とラブラブ大作戦中なの!
だから、友達と一緒に回ってたんだけどね。
どこまで、ジュースを買いに行ったんだろうか?
地球の裏側まで行ったんだろうかね。」
田中、アメリカまで行っちまったんじゃないだろうな!?
「ヒヨリン、ここが男子校だって分かってる?」
ナル君、ブラックエンジェル降臨!?
「そりゃ、昨日も来たのでばっちりですよ。」
な、何故怒ってるの?
ナル君はぷりちぃーな方が良いです。
「昨日も?」
「あ、そうなんですよ。
実は昨日他校生に絡まれてこの馬子は今日マコ君
にプレゼントされたのですよ。」
「「えっ?」」
ナル君とユウヤが明らかに反応した。
馨君と京君も顔を見合わせる。
「うん?」
何か変なこと言ってしまったかしら?
ちぃー君にも慶詩にも伊織君にもガン見。

