テーブルに料理が揃ったのを見計らって、
兄ちゃんがいじけるのを横目に席についた。
「兄ちゃん、早く席についてくれない?
もうお腹空いて待ってあげられる気にならない。」
ジョセフィーヌは自分のご飯にありついていた。
「ひーちゃん、もう怒ってない?」
「うん、早く席についてくれる?」
兄ちゃんのせいで要らない体力使ったよ。
顔を緩ませながらあたしの前に座る兄ちゃん。
「ひーちゃん、兄ちゃんドンブリがいいな。」
盛る前に言えよ。
「はいはい。」
兄ちゃんの世話をしなきゃいけないとか
いきなり幼稚園児の面倒を引き受けたぐらい
大変なんだけども。
「それじゃあ、神様に感謝してひーちゃんに
感謝していただきまーす。」
何その変な挨拶は!?
目を米粒並みにして兄ちゃんを見る。
ドンブリに盛ったご飯をパクパク豪快に
食べる様はもう何とも言えなかった。
「いただきます。」
果たして兄ちゃんとこの先やっていけるか
もう不安で大和さんに愚痴ろう。
「ひーちゃん、料理上達してるね。
前々から美味しいもの作るの得意だったよねー。
いいお嫁さんになるに違いないよね!!」
食べ方汚いように見えてマナー守ってる
から何か調子狂うんだよね。
「大和さんもそんなこと言ってた。」
「何だと!?」
だから、何故大和さんにライバル意識を持つ?
「兄ちゃん、お味噌汁口から零れてる。」
「大和がひーちゃんを狙っている!!」
キョロキョロ兄ちゃんが辺りを見渡す。
「その被害妄想やめなさい。」
「だって、ひーちゃん可愛いんだもん。」
その口調ムカつくんだよ!!
はぁーとため息を吐きながら味噌汁を啜った。

