人は見かけによらないのです。
それから、これが自分の彫刻っすと言って
モヒカンが見せたのは・・・・・・
「さ、猿?」
宇宙人のように見えるけどさすがにあたしも
そんな酷いことが言えるわけがなかった。
「・・・・・・・熊っす。」
落ち込む、モヒカンにメッシュ君が目に
涙を溜めて笑った。
「次の作品にレッツゴー」
それから、1日目はこの3人の凸凹トリオが
案内してくれたおかげで楽しむことが出来た。
お化け屋敷というものにも入ってみること
が出来たのだ。
これには一度入ってみたいと思っていた。
心霊現象じゃない今あたしは最高に楽しんでいる。
こんにゃくぺちゃりに騒ぎまくる緑色君には
呆れてしまった。
何故かよっちゃんを思い出してしまった。
きっと、よっちゃんならこんしゃくぺちゃりで
泣きながら逃げて行くんだろうと考えた。
そうえいば、あたしたちの学校の文化祭は
11月の初めの頃にあるからまだまだ。
その前に体育祭が待っている。
秋はたくさんの行事があるとかいうけど
本当にその通りである。
これでナル君の言ってたとおりに思い出が
少しでも多く作れたらいいな。
ちょっとだけ、不安が過る。
冬が来たら春はあっという間に来るんだ。
田中とマコ君が来たのは3時ぐらいだった。
そこから、田中と熱血先生を見に行く
ことになった。
マコ君とサユは2人で回ることになった。
良かった、良かったと思いながら、
田中とカラフルデンジャラスたちと
一緒に例の熱血先生を看板からこっそり
見てみると子どもに風船を配る良いおじちゃん
先生だった。

