「おーい、連れて行くぞ」 結構離れた所から天堂の声が聞こえ、待っていると腕に抱えられた白狐が居た 白狐の毛並みは汚れており、後ろ足を深く怪我していたため紫狐の元へ戻って来れなくなったのはこれが原因だった 野原まで戻り、天堂の妖力を分けると怪我はみるみる治りまた毛並みも驚く程に綺麗になった 「天堂様、ありがとうございます」 白狐は天堂へと頭を下げ礼を告げた 「ん?また仲良くやれよ…それより十六夜を戻してくれよ」 「あっ!はい」 紫狐は慌てて術を解除したら 「え……、見ないで…」