「分かってるんだけど見ちゃったら……」 「見なきゃいいだろ?」 「……んん」 「…ったくしょうがねぇな。ワシも一緒に飲んでやるから、な?」 そう言って湯飲みをぐいっと傾け薬湯を口に含んだ え、と布団から起き上がって見ると天堂は十六夜の肩に手を回し、十六夜の顎に手を添えたと思ったら急に口づけてきた 途端に十六夜の口のなかに入ってくるあの薬湯 吐き出したいが吐き出せない 何とか飲み干した十六夜 「ケホッ、……多い」 「その方がはやく済むぞ」