長身に漆黒の髪、灰色の瞳。


それだけで女の子がほっとくワケもないのに、彼は物腰も柔らかく秀才である。



それに何よりエンドロール家の人間という事。




キズナはアシュリーに負けず劣らず、学校でも電車の中でも何処にいても注目の的だった。



「さっき廊下でエンドロール君に会っちゃった!目の保養になったわ」

「えー狡いっ!私も見たい」



キズナの高校の女子は大抵キズナの話題で盛り上がっている。


それをよく思う男子などいない。




「キズナって冷静過ぎて何考えてるかわかんなくね?」


「あぁ、キズナの兄で俳優のアシュリー=エンドロールのがカッコよくね?」


「わかるわかる!それか、あいつの父親のラヴ!!俺、ラヴが出てる映画超好き」




女子とは裏腹に男子はキズナを僻んでいた。