「だって…あんた達、お兄ちゃんって言われたのが嬉しかったんでしょ?あははは!おっかしーい」



アキが大声で笑うと子ども達は顔を赤くする。



そんな子ども達を見てラヴとアキは微笑んでいた。




「帰っておいでよ。こんなに可愛い弟が泣きながら頼んでるのよ?お兄ちゃん達」


「はい。帰って来て下さい。キズナに家族という物を教えてあげて下さい、お兄ちゃん達」


「…お前ら、俺らで遊んでるだろ」


「そんな事ないよ、アシュリーお・に・い・ちゃ・ん♪」




6人は笑い合っていた。







数日後。

各マンションやアパートを引き払って帰ってきた3人。



また新しい生活を迎えたエンドロール家。




大好きなお兄ちゃん達が帰ってきた事を誰よりも1番、キズナが喜んでいたのは間違いない。