「アキ!?どうしました!?」



キッチンに行くとアキはシンクにもたれ掛かっていた。

ラヴはアキの背中をさする。




「おい!アキ!?吐いたのか?」



アシュリーはアキのそばに駆け寄る。



アキは息を切らしながら真っ青な顔で吐いていた。




「赤ちゃん出来たんじゃね?」



レオンがそう呟きながら割れた皿を片付けていると、ラヴとアシュリーとサミュエルは、勢いよくアキに顔を向けた。




「本当ですか!?アキ」

「…多分。生理来てないし…明日病院行ってみるね?」



アキがそう言うと、ラヴは目にいっぱい涙を溜めてアキに抱き付いた。




「嬉しいです!嬉しいです、アキ」


「苦しいよ、ラヴ」


「あぁ、すみません。あまり強く抱きしめたら赤ちゃんが潰れてしまいますね」



ラヴはアキから離れると、アキのお腹を優しく撫で始めた。


アキはラヴのその行為を愛しく思った。