やっと涙が止まりかけた頃、


「もう泣くな。そんなに可愛いことされたら、気が狂ってメチャクチャにしたくなるだろ?」


そう囁いて私をギューっと抱きしめてくれた。


私は……。


「……メチャクチャに…して…下さい////」

「えっ?」

「………して…下さい////////」

「ッ?!////」


私は両手を広げて、

隼斗さんに思いっきり抱きついた。


「知らねぇぞ?」

「………はい////////」


そっと顔を上げると、

艶めかしいほどの妖艶な笑みを浮かべ、

腰と後頭部に添えられた手に力が入る。



そして……。

いつもより激しく、狂おしいほどの熱い口づけ。

何度も…何度も……角度を変え…。


そっと押し倒した私の身体を

……優しく包み込む腕。


止めどなく降り注ぐキスの雨。


私の淀んだ心を浄化するかのように。

私はそんな彼の愛を全身で感じていた。