「は、隼斗さん…」
「ん?」
「明日は本番です。今日はもう寝ないと…」
「ん~……」
「家元なんですから、体調管理は基本ですよ?」
「………」
「隼斗さん?」
「……分かった。じゃあ…」
「……はい?」
首を傾げるゆのの耳元で。
「寝る前に熱~~いキスをしような?」
「えっ!?////////」
俺は膝の上のゆのを抱きかかえ、寝室へ。
パニクるゆのをベッドの上にそっと下して。
「奥様?心の準備はいいですか?」
「えっえっちょっちょっッん!!/////」
俺は少し強引に唇を重ねた。
少し震え気味のゆのが堪らなく愛おしい。
こんなご馳走を目の前に
キスだけで我慢するんだから
少しくらいは濃厚なキスでも許してな?
俺は攻めるような熱い口づけを…。
ゆのは意識を飛ばして、深い眠りへと誘われた。
おやすみ……俺の愛姫。



