俺は先にシャワーを浴び終え、
「ゆの、入って来い」
「はい」
「あっ…」
「……何か?」
「背中、流してやろうか?」
「ッ?!けけけけけっ、結構ですッ////」
ゆのは一目散に浴室へと。
フフッ……マジで可愛すぎ。
ヤバい、俺すげぇ性格悪くなってる。
けど、照れるゆのを放っておけねぇっつうの。
いよいよ明日が本番か。
まぁ、花見宴の時より緊張はしてないが、
それでもやっぱり、落ち着かない。
俺は目を閉じて、大きく息を吸った。
ゆっくり、ゆっくり……。
深く…長く…呼吸を繰り返し、
身体の力を抜いて……
精神統一を図る。
どれくらいの時間そうしていたのか…。
気付くと―――――、



