家元の寵愛≪壱≫



和やかな雰囲気で食事を終え…。

店の外で……。



「じゃあ、明日の午前中に最終打ち合わせをして…」

「そうですね」

「いよいよ午後は本番だ」

「はい、宜しくお願いします」

「おぅ、任せとけ!!」

「それじゃあ、ゆのさん。また明日」

「はい、宜しくお願いします。お休みなさい…」

「「おやすみ~」」



若旦那夫婦と店前で分かれ、ホテルへと。



部屋に到着した俺ら。



「隼斗さん、お先にシャワーどうぞ。その間に着替えを用意しておきますので」

「一緒に入るか?」

「はっ、入りませんよ!!////」

「俺は別に構わねぇけど…」

「わ、私は1人で入りますから、どうぞお先に」

「………」



ゆのは照れて寝室へと逃げて行った。


フッ、マジで可愛すぎだろ。