「ありがとな。ゆのが居てくれれば俺は俺で居られる」
「//////////」
「暫く、忙しい日々が続くが宜しくな?奥様」
「ッ!!////////」
「ん?」
「………はい////////」
優しい彼の温もりに包まれながら
私は……心地良い眠りについた。
茶会当日―――――。
今までの稽古の集大成とも言えるこの日を迎え、
私は緊張のピークに達していた。
早朝からお義母様に呼ばれ、
お義母様にキッチリと着物を着付けて貰い
鏡台の前で深呼吸。
「大丈夫よ、ゆのちゃん。私もついてるから」
「はい」
緊張のあまり顔が引き攣る。
以前に頂いた翡翠の帯留めを身に着けて。
「さぁ、行きましょう!!」
「はい!!」
執事の杉下さんの運転で、
お義母様と共に茶会会場へと向かった。



