伊豆の別荘から戻った私達。
お義父様とお義母様は温かく迎えてくれた。
恥かしくて顔も上げられない。
用意された夕食の膳を目の前に私は言葉を失った。
「母さん!!赤飯って何だよ!?」
「あら、いいじゃなぁ~~い。お祝い事には付き物よ~?」
「//////////」
「親父!!何で止めなかったんだよ!?」
「悪い、気付いた時には…」
「ったく!!」
「//////////」
お義母様のお気持ちは有難いけど
やっぱりこれは恥ずかしすぎる。
「さぁさぁ~~、2人ともそんな所に立ってないで」
手招きするお義母様を目の前に…
「ゆの、ごめん…」
「………いえ」
隼斗さんと共に腰を下ろした。
お義父様は終始苦笑いで。
お義母様は相変わらず満面の笑みで。
隼斗さんはというと……



