その後――――。
私の身体を労わってか…。
軽々と抱き上げる逞しい腕に
昨夜の出来事が思い出される。
もう、どうしちゃったんだろう……私。
2階から1階へ下りる途中で。
「ゆの、どうした?顔が赤いぞ?」
「えっ!?////////」
「初めてだったから熱でも出たか?」
「ッ!!//////////」
はっ、初めてなんて言わないで。
恥かしくて出なくていい熱が出て来るから。
「ん?」
「ッん!?////////」
隼斗さんは私を抱えたまま
おでこにおでこを……。
もう~~~
そんなに近くに顔を寄せないで。
アナタの息がかかるから///////
「ん~~、少しあるか?」
隼斗さんは心配そうな表情を浮かべ、
私をソファにそっと下した。
「待ってろ」
そう言い残してどこかへ消えた隼斗さん。
肌触りの良いシェニール織りのひざ掛けと
ホットココアを手にして現れた。



