次は乾杯になるらしい。
私は『結婚式』自体が初めてだから、
全てがビックリ箱から飛び出すカラクリみたいでドキドキする。
普通なら新婦は招待する側だから式次第は勿論の事、
披露宴の内容も全て知っている筈。
だけど、私は結婚式の日取りさえ知らなかった。
だから余計に嬉しさが倍増してしまう。
こんな素敵なお式を
全て彼が用意してくれたのだと思うと……。
私が横に座る隼斗さんに熱い視線を送っていると、
「あんまり見んなよ」
「………どうしてです?」
「照れるじゃんか」
「フッ、隼斗さんでも照れるんですか?」
「ッ?!………照れるよ////」
珍しく視線を逸らした彼。
ほんの少しだけど頬を赤く染めている。
大勢の視線を浴びる事に慣れている彼でも
こう言った場面は初めてなのかもしれない。
そんな彼に思わず胸の奥がキュンとした。
そんな私達の席にも乾杯のお酒が運ばれて来たが、



