家元の寵愛≪壱≫



悶絶必至、キュン死寸前!!

究極の王子様がここに降臨してる!!


黒い燕尾服姿の隼斗さん。

白い蝶ネクタイ姿も生唾もので、

眩い程の煌びやかな光を放っている。



私がボーっと見惚れているものだから、


「視姦されそうだな」

「なっ//////」

「フッ、冗~談」

「んもうッ!!」

「フフッ、泣き止んだな」

「えっ?…………あっ」


彼の言葉通り、私の涙は止まっていた。

だって、涙する事よりも

顏が蕩けるのを何とかしたいんだもん。


「すみません、メイクお願い出来ますか?」

「はい」


少し離れた所で見守っていた月島さんによって

再び綺麗にメイクを施された。



そして、隼斗さんと2人、建物内の通路を進み、

撮影場所と思われる部屋の前までやって来た。


すると、


「ゆの、ごめん」

「ん?」

「俺、ちょっとトイレに行って来る」

「あっ、はい」

「ごめんな?」

「大丈夫ですよ。いってらっしゃいッん!!/////」


ほんの少しおでこに触れるだけのキスをして

彼は殺到と走って行った。


もう!!

顏が火照っちゃうよ……。