メイクをし直す為にスツールに腰掛けたものの
止まる事を知らない涙は私の頬を何度もつたう。
そっと手渡されたハンカチにアイメイクの色が移りゆく。
「ん~、これ以上は不味いわね」
小さく呟いた月島さん。
恐らく、直せない程、メイクが崩れてしまってるんだ。
アシスタントの女性スタッフに耳打ちしている。
……どうしよう。
まだ写真撮影があるのに……。
必死に堪えようと胸に手を当て、
意識して呼吸を整えていると……。
「ゆのッ!!」
「…………隼斗さぁ~~ん」
駆け寄る彼に思わず抱きついてしまった。
もう、どうしたらいいのか分からない。
全てはあなたが悪いんだから………。
「もう少しだけ、我慢出来るか?」
「…………」
私は小さく頷いた。
彼が隣りに居てくれさえしたら、
きっと大丈夫な気がする。
彼の身体から少し離れて、改めて彼を見ると
「ッ!!/////////」
「ん?………どうかしたか?」



