隼斗さんと再び別れ、
それぞれに衣裳チェンジする事に。
舞い戻った控室で私は息を呑んだ。
えっ?! 何??
もう1着って………これ………なの?!
鏡の前に吊るされているドレス。
私の思考を一瞬で停止させるほどのそれは、
女性なら誰でも1度は着たいと願う
―――――――純白のドレス。
鏡の前で固まる私に月島さんは、
「世界一美しい花嫁姿を見せてあげましょうねぇ♪」
そう言って、着ているドレスのファスナーを下げ始めた。
もう、感動し過ぎて涙腺が壊れちゃうよ。
素敵なドレスを3着も着れただけでも嬉しいのに
それを写真に撮って貰えて、
感謝しても感謝しきれないのに
どうして、こんなにも私を喜ばせるの?
「あらあら、どうしましょう。お召し替えが整いましたら、少しメイクを直させて下さいね?」
困った口調なのに、全然困った表情をしていない月島さん。
その顔はとても穏やかで優しい笑みを浮かべていた。
私はされるがままにドレスを脱ぎ、
そして、触れる事さえ躊躇うようなそのドレスを身に纏った。



