「んじゃあ、そろそろ、戴くとしますか」
「ふぇっ?!!////////」
俺の腕の中のゆのは、
これ以上無いほどに緊張しているようで
肩を小刻みに震わせながら、まの抜けた声を漏らした。
夫婦になってもうすぐ1年が経つというのに
未だ、ゆのは慣れないらしい。
初々しい愛妻に首ったけの俺。
そんな彼女を見下ろしながら
「まずは、この辺からかな?」
「ッ!!////////」
ゆっくりとゆのの首筋に顔を埋めた。
夫婦となり、初めて訪れた『バレンタイン』
愛妻からは心のこもったプレゼントを貰った。
男を落とすには“胃袋を掴め”と言うが、
俺の寵姫・ゆのは料理ではなく、
素材で勝負を挑んで来た。
それも、極上の秘密兵器を仕込んで……。
――――――――結果??
フッ、そんなのは勿論、
瞬殺で俺の『KO負け』決定だっての!!