「どうぞ、お上がり下さいませ」
スッと差し伸べられた彼女の手を無意識に掴んだと思えば、
ゆっくりと優雅な動きで室内へと促された。
そんな俺の草履を彼女は慣れた手つきで揃え、
いつもながら、淑やかな所作で俺の横に。
―――――と、その時!!
「ッ?!!!」
再び、俺の視線を一瞬で奪い去る。
――――――――――彼女の脚元に。
透き通る程の色白な細い脚。
その彼女の脚は、
大胆にも切り開かれたスカートの切れ目から
生々しいほどに悩ましく露わに。
完全に男心を擽るそのスリットスカートは
普段のゆのからは、想像できない程の攻撃的な服。
先日の下着といい、今日の服といい、
一体、彼女の身に何が起きているんだ?
俺は動揺を隠し切れず、
「ゆっ、……ゆ、ゆの」
やっとの思いで紡ぎ出した声も震える始末。
そんな俺をじっと見据え、



