家元の寵愛≪壱≫



目が覚めると、俺の腕の中で

気持ち良さそうに眠るゆの。

愛らしい寝顔にマジで癒される。


この俺が1年以上も飽きずに

1人の女に執着するなんて

昔の俺じゃ、考えられない。

しかも、5歳も下の子を。

いや、ゆのはもう“女の子”じゃない。

歴とした“女性”だ。


この俺がゆのを大人の女性に磨き上げて…。

フフッ、これからが楽しみだな。

きっと、もっともっと綺麗になってゆく。


俺は彼女に見合う男でいられるだろうか?


それに今以上に人目を惹きつけたら

マジで24時間一緒にいないと気が狂いそうだ。


スヤスヤ眠るゆのを抱きしめ

爽やかな睡蓮の香りに包まれながら

俺は再び、深い眠りへと引き込まれて行った。





「……さん……隼斗さん」

「……ん……ゆの?」

「朝ですよ?」

「ん……」


ゆのが俺の左手を持ち上げて……。