家元の寵愛≪壱≫



「どうぞ、召し上がれ」

「はい、いただきます」


一口、口に含んだゆの。


「んッ?!!美味しい!甘酸っぱくて美味しいです」

「フッ、喜んで貰えてホッとするよ」

「ありがとうございます、隼斗さん」


美味しそうに食べているゆのに


「ん………それと、これも」


俺はもう1つのプレゼントを手渡した。


「えっ?!」

「開けてみ?」

「あっ、はい!!」


嬉しそうにリボンを解き……。


「わぁっ!!!」


瞳を輝かせ箱から取り出し手に取って


「素敵!!ブレスレットですか?」

「いや」

「えっ?」


驚くゆのの手からそれを取り、

ソファに座る彼女の足元に跪く。

そして、色白の華奢な彼女の足首に


「アンクレットだよ」


ゆのの足元を掬い上げて。


「凄く可愛いです!ありがとうございます!!」


満面の笑みのゆの。

そんな彼女に……。