「これって、かんざし入れ?」
「ん、気に入ったか?」
「はい!!私の好きな睡蓮です」
「フッ……だな」
「隼斗さん、ありがとうございます!!」
愛らしい笑顔で抱きついて来た。
フッ、俺は愛妻にマジでベタ惚れらしい。
ゆのの笑顔1つでこうも幸せになれるんだから。
すると、
スッとかんざしを引き抜き、
彼女の髪がはらりと……。
「ん?」
「大事に使わせて頂きます」
ニコッと笑みを浮かべたゆのは
かんざしをかんざし入れに入れて
胸元で大事そうに抱きしめた。
「隼斗さん、この玉かんざし何ていう玉ですか?」
「ん?……玉か?」
「はい」
「虹艶玉」
「虹艶玉かぁ~。桜色で可愛いです」
お互いにプレゼント交換した俺らは
日頃、話せなかった話を沢山した。
気付けば1時間以上話していたようで
もうすぐ12時を回ろうとしている。
腕時計の針が12時を回った
その瞬間―――――、



