「これは……睡蓮?」
「はい、私の好きな花なんです」
「フッ、なるほどな。大事に使わせて貰うな」
「えへへっ。手ぬぐいならお仕事の時に、肌身離さず持っていられますよね?」
「ん……だな」
ゆのの髪を撫でながら笑顔を向けた。
「私も開けていいですか?」
「ん」
俺からのプレゼントを開けたゆのは
「わぁ!?えっ、えっ……は、隼斗さん」
「ん?」
「玉かんざし!!」
「ん」
母さんの玉かんざしを見て
『素敵!!』と何度も口にしていたゆの。
玉かんざしは少し大人の女性がつけるイメージがあるが
たまたまゆのに似合う玉かんざしを見つけた。
「えっと……ん……こんな感じかな?」
ゆのは早速、髪をかんざしで纏め上げ
洗面所へ駆け込んだ。
「キャアァ~~!!かっ、可愛い~~~!!」
余程嬉しかったらしい。
洗面所で大声を上げている。



