それにしても、毎度毎度手作りで…。
これだけのクオリティなら
売り物でも全然おかしくない。
「ゆの、これ作るの大変だっただろ」
「いえ、それほど難しく無かったです」
ゆのは気を遣ってあぁ言ってるが、
毎日、学業と家の仕事で暇な時間は無い筈。
ホント、いつもゆのには驚かされるな。
「マジでありがとな。大事に使わせて貰うよ」
「実はそれ、授業で教わった伝統工芸からヒントを頂いて。玲ママのお店で作ったんです」
「へぇ~色味が綺麗だけど何を?」
「藍の茎を灰にした物の釉薬(ゆうやく)で焼き上げました」
「なるほどな、藍染めの藍か。ん、綺麗な青みだ」
「あと、これも…」
「ん?」
ゆのがもう1つ包みを差し出した。
俺はそれを手に取り、
「これも開けるぞ?」
「はい」
俺は紙包みを解くと



