「俺の第一印象は?」
「えっ?第一印象ですか?そうですねぇ……凄いカッコイイ人だなって」
「カッコイイ……か。実は俺、あの日よりももっと前からゆのの事知ってたんだ」
「えぇっ?」
「エトワールホテルで清掃のバイトしてただろ」
「えっ?!何で知ってるんですか?」
驚きを隠せないゆの。
俺をじっと見つめ、俺の方に歩み寄って来た。
「それから、欅通りのガソリンスタンドでも」
「ッ?!!」
ゆのは驚愕して、立ち止まった。
……無理もない。
今まで話す機会なら幾らでもあったハズ。
今さら話す必要などどこにも無い。
それに、彼女がバイトをしていた理由に
俺は触れたくなかったから。
今までこの話題を避けて来た。
けれど……俺は……。
「俺はゆのを初めて見た時、『可愛い子』だと思った」
「?!////」
「けど、行く先々でゆのを見かけて…」
「ッ?!」
表情を曇らせたゆのに、



