「ゆの、ズルズル先延ばしにすると、余計に言い辛くなるよ?」

「うん、解ってる」

「早いとこ、ちゃんと話さないと」

「うん」


玲はカフェオレを口にして


「でも、ホントにいいの?」

「ん?」

「ゆの、英語…得意じゃん」

「ん……でも、それだけじゃダメな気がするし…」

「後悔しない?」

「うん」

「そっか。ゆののその顔見てちょっと安心した」

「ん?」

「後で、何であの時止めてくれなかったの?って怒られても言い訳出来るし」

「もう!!そんな事言わないよ!」

「フフッ……解ってるって」


にこやかに微笑む玲。


「玲、ホントにありがとね」

「うん、あっ、もうこんな時間!3限、実習なんだよねぇ。ごめん、先行くね?」

「うん、頑張って~」



玲と別れ、

私も3限目の教室へと移動した。