自宅に到着し、俺はカゴを母屋へ。
ゆのは『着替える』と言って、
急ぎ足で離れへと向かって行った。
俺は庭先にいた杉下にカゴを渡し、
ゆのの後を追って……。
静かに寝室の襖を開けると、
案の定、コートを脱いで着替え中。
「ゆの、ストップ!!」
「えっ!?」
俺は声を荒げて、ゆのの動きを止めた。
「な、何ですか?急に…」
「ん?ちょっとな…」
「え?」
俺はニヤリと笑みを浮かべて
「キャッ!!ななな、何をするんです?!////」
俺はゆのをベッドに座らせた。
そして……
「ん?だって、俺の為にオシャレしたんだろ?」
「べべべ、別に……そんなんじゃ////」
「顏が『そうだ』って言ってんぞ?」
「なっ!?////ち、違いますよ////」
顔を赤らめたゆのを
俺は跪いて煽るように見上げた。



