家元の寵愛≪壱≫



意外にも、

今回のゆのは中々鎮まりそうになく、

はぁぁ~~仕方ねぇな……。

ホントは恥ずかしいから、

黙っておきたいんだが……。



「あのな?ゆの」

「何ですか?!」

「俺の気持ち、考えた事あるか?」

「ん?えっ、気持ちですか?」

「ん」

「………どういう?」

「毎日、俺の知らない所で、俺よりも若い男がウジャウジャいる中に…」

「………」

「愛してやまないゆのを…」

「ッ?!////////」

「俺の気持ち……解らないだろ…」

「………それって…」


ゆのはそっと上目遣いで…


「あぁ、そうだよ。毎日、大学の男子学生に嫉妬して気が気じゃない」

「ッ!!////////」

「立場上、ズカズカ中へも行けないし…」

「////////」

「だから、ゆのの周りの男連中に、いや…大学中の男共に牽制したくて…」

「////////」

「ゆのは結婚してて、俺という夫がいる事を…」

「ッ!!////もうッ////」