滑り込んで来る舌に一瞬恥ずかしさを覚えるが
絡め取られているうちに…
心が満たされ、安心感へと変わりゆく。
私……いつからこんなにも
欲深い女になったんだろう。
彼とのキスで意識が蕩け始める中、
不意にもそんな考えが過った。
すると、ゆっくりと唇が離され
覆い被さるように体勢を変えた彼が、
「ゆの、キスが上手くなったな」
「ッ!!////////」
なななな、なっ、何て破廉恥な事を口にするの?!
妖艶な笑みを浮かべ、見下ろす彼。
恥かしすぎて身動きも取れない。
「そんな風に照れられると、もっと激しいキスをしたくなるだろ?」
「なっ!?////////」
口角を上げ、不敵に微笑む隼斗さん。
はははは、はっ、激しいキスって…。
じゃあ、今までのは大した事ないワケ?!
今でも十分激しいよ!!
呼吸だって満足に出来ないのに…。



