お茶を出していたら、金髪の男がやって来た。



「初めまして、お嬢様の執事をしているルークといいます」



えっ、執事いんじゃん…。



何で俺が呼ばれたわけ?



しかもこんなイケメンの。



「あなたは呼んでない」

「しかしお嬢様…」

「出てって。ルークなんて大嫌いだから」

「では青柳さん、ご挨拶は後ほど…」



意味がわからねぇ~…。



なんか面倒な予感…。



一通り面倒を見た夜、やっと寝た…。



気疲れハンパねぇ~…。



与えられた自分の部屋に向かった時だった。



「青柳さん」

「あぁ、あなたは…」

「お嬢様の…今は青柳さんが第1執事なので第2執事です」

「少しお話よろしいですか?」

「私の部屋へいらしてください」



確かルークとかって。



優しそうなヤツなのに、なにが気にいらなくて嫌いとか言われてんだ?



ソイツの部屋に行くと、お茶を出された。



「いただきます」

「美味しくないかもしれないですが…」



うん、普通にうまい。