野獣な執事とワンコお嬢様

俺はどうしたらいいんだ?



不完全燃焼もいいとこ。



毎日教授から来るデータを見て、それに携わりたくて。



行きたい気持ちは日に日に強くなってるのに。



「ヒョウ…?」

「ん?」

「お昼一緒に食べない?チサちゃんお休みだから…」

「あぁ、そうだったな」



琴音にできた女友達。



バイトが忙しいとかで、学校をたまに休む。



俺は話したことはないけど、琴音は気を許してるみたいだ。



寒いので、教室の琴音の席に座る。



シェフが作った琴音の弁当と、俺が買ったパンが昼飯。



「今日、本当に寒いね」

「12月半ばだからな」

「ヒョウがいたとこは…もっと寒い?」

「なんで?」

「なんとなく…」



はっきり言うと、うまく行ってない。



周りから見れば何も変わってないように見えるかもしれないけど。



今、不穏な空気が俺たちの間にあることは、たぶんお互いがわかってる。



「飲み物買い忘れた」

「あたし…買ってくる?」

「いや、自分で行く。先に食っとけよ?」



やっぱり…うまくいってない。