野獣な執事とワンコお嬢様

シズナの謎は解明されぬまま、琴音が風呂に入り、寝ようとしていた。



「お嬢様、約束をお忘れでは?」

「約束?」

「本日はどちらの部屋に寝るかという」

「あっ…」

「仕事を終わらせてまいりますので、お待ちいただけますか?」

「わかっ…た…」



顔が赤い…。



さてと、終わらせよう。



食堂に行き、朝用にセッティング。



明日の朝メニューをシェフに聞き、次は琴音のシャツにアイロン。



ついでに自分のもやる。



バスルームから使ったタオルなんかを洗濯室へ運び、琴音の部屋をキレイにした。



明日は休み…。



これで少しはゆっくり眠れるはず…。



やっと自室に戻ると、琴音はベッドに座って起きていた。



珍しいな…。



「すみません、まだ最後の仕事が残ってます」

「うん、いつものヤツでしょ?パソコンで何してるの?」

「お嬢様の日誌ですよ」

「へっ!?」

「離れてくらしてるご両親へ、お嬢様の生活を報告させていただいております」



ビックリしてるらしい。