家に帰るまで、手を繋いで。



屋敷に入れば仕事モードオン。



すぐに着替えて仕事にとりかかる。



「お嬢様、脱いだ制服をいただけますか?」

「はい」

「本日は宿題もありませんので、明日の用意をしたらいかがかと」

「そうする~」



洗濯するものは洗濯室。



大浴場へ行き、タオルなどの不備がないかをチェック。



部屋にもバスルームはあるものの、龍蔵さんも琴音も大きい方を好む。



次は夕食のメニューを聞きにキッチンへ。



「シェフ、コレ食べていい?」

「いいですよ」



何をしてるんだ、クソガキ…。



つまみ食いなんか許すわけがない!!



「そこの成長期のボディガードくん?」

「兄ちゃん!!お帰り~。学校楽しかった。モテるみたいだ、俺」

「朝の話は聞いてたかな?勤務中は私語は慎めと」

「難い難い。気楽にやろうよ~。夜は琴音の時間みたいだから邪魔しないしさぁ~」

「あははっ。邪魔なんかしたら、全裸で庭の木に吊しますよ」



夜はふたりの時間だそうです、お嬢様。