傷を負った、
白い小鳥に君は、
優しく手当てをして



大丈夫だよと言ったね。
私はその白い小鳥のように君に助けてもらったんだよ。


小鳥は
ボロボロに傷ついた羽を

私には
ボロボロに傷ついた心を


君は
そっと手をかざし、
僕がいるから大丈夫だと
微笑んで君の優しさで傷口をふさいでくれた。



あの時から私は
心にはりつめた氷が
一気に溶けだして、
抑えていた、感情が
抑えていた、涙が、

私の体に染み渡っていったの。
貴方が溶かしてくれた、
この暖かい心を
今度は貴方に捧げたい。




太陽に照らされ、
大きく弧を描きながら、飛び回る鳥達のように、
私も飛びたいと願い



貴方は私を肩車して、鳥のように羽ばたいてみてと笑って私の夢を叶えてくれたね。
私はあの鳥達のように君に羽ばたかせてもらったよ。


私達はたくさんの宝物を掘り出しては、その大切な宝物をお互いの胸にしまい手を取り合い歩いていく。

貴方には、
暖かな愛を捧げ、

私には、希望を。
勇気を喜びを捧げてくれた。



貴方が私を
救いだしてくれるために
巡りあったのなら、


それはきっと、愛なのかな。




愛だといいな。