君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

「杏奈可愛すぎ。誘ってんの?」



「んなわけないじゃん!」







人の気持ちも知らないで……。



なんて、言えるはずもないけど。







柔らかく吹く風が、私の髪をなぜる。



その髪は、みーくんが綺麗だと言ってくれた栗色で、太陽に透けてキラキラと輝いていた。