この子がいたら、みーくんは寂しくない……?



――違う。



私が、この子を残したいんだ。







まだいつもと変わらないお腹をそっとさすった。



ここにいる、新たな光。







「……産みたい」







いつ死ぬかわからない命だから、この子を残して、大切にしてほしい。