「…希美、そのうしろの奴、誰?」 「あたし達より一つ年下なんだけど…。」 「希美先輩の彼氏??」 「え?あ、そうだよ。」 あたしと時雨の会話に入ってくる爽。 ちょっと一瞬だけ時雨の顔がムッとなった。 …これは怒りそうだぞ。 早くこの場から移動しないと…。 「あ…、お茶忘れた!ちょっと取ってくるね」 そう言ってあたしは教室の中にいったん戻った。