ーーーー…… 「貴様……っ!!!」 私と明月さんのではない声が聞こえてきた。 低い唸り声。 その声と気配だけで分かった。 あの転校生ね。 その後ろからは凌の気配も感じる。 それと、居なくなったリョクの気配も。 逃がしたのね、凌…… まあ、いいわ。