だから、一緒に食べると言っても峰はそこに座っているだけ。 地味に気まずい。 「………あ、ねえ」 その時、今まで一言も言葉を発していなかった司が口を開いた。 その黒い瞳は俺を捉えている。 俺に話し掛けたって事だよな? まあ、司の事だから峰に話し掛けるなんて事はしないだろうし、 況してや、侑大に話し掛けるなんて事は絶対にない。 それだけは確実だ。