目を瞑りながらそんなことを思ってみたり。
「キャアアア!!大丈夫なの!?」
「女の子…っ!!ぶ、無事だ!!」
…へ?無事?
「よくやったぞ!!少年!!」
…少年?
私は薄く瞼を開く。
流していた涙で視界がボヤける。
横断歩道を渡りきった所に私の身体は誰かと共に倒れていた。
近くには倒れているおっきな自転車があった。
「ン…っ…」
「大丈夫か!?怪我はないか!?」
涙でボヤけてわからない…。
けど私、助かったんだ。
この人のおかげで。
「…───っ」
ねぇ…和真…
私が目覚めたら、謝ってくれるよね…
また一緒にいられるよね…
私は瞼を閉じて気を失った。



