キミに届ける愛言葉

教室に近付くにつれて胸の鼓動が早くなる…。

…ドクンッ

…ドクンッ

「っお…おまたせっ!!って、え??」


目の前に広がるのは誰もいない教室。

…トイレ??の割には…鞄ないし…

「っ…下駄箱にいるのかも…だよね…!!」

教室の前から飛び出して下駄箱まで走った。

だけどそこには…

「…っ…いない…??」

和真の下駄箱を開くと、内履きは雑に置かれていて、登下校用の靴はなかった。

「…門の前だよね、きっと」

ローファーを履いて和真が待っているであろう正門まで歩いた。