キミに届ける愛言葉

──そして放課後。

「じゃあ和真♪部活行ってくるから待っててね♪」

「おー♪早めにな♪」

帰宅部の和真は教室で携帯をいじりながら手を振る。

部活をしている間も和真が頭から離れない。

「……け??三宅!?」

「っ、はいっ!?」

な、なに!?

「大丈夫か??今挨拶終わったけど…」

──あっ、桐島くんだ。

バスケ部のイケメンエースの桐島 類くん。

「あ、考え事しててっ…ヤバッ、時間じゃんっ…ごめん、ありがと!!」

和真待たせちゃ悪いしな…

教室に入る前に鏡をチェックする。

胸の下まで伸びた栗色の髪の毛を持っていたコームでとかす。

汗をタオルで拭いてパウダーとチークをのせる。

透明のマスカラをたっぷり塗ってビューラーであげる。

お気に入りのピンクのグロスを薄く塗る。