キミに届ける愛言葉

信号がチカチカし出す。

「…ん?」

赤になったのに横断歩道にポツリと立つ女。

あぶねぇだろ…!!誰だよ!!

チャリをずらして顔を確認する。

「っ…三宅??」


三宅は涙を流していた。

三宅の視線の先には横断歩道の向こうにあるアイス屋で相原と女がキスしていた。

パ──ッ!!

っ…!?

三宅に向かって真っ直ぐ突っ込んでくるトラック。

「三宅ッ!!」

俺はチャリに乗って横断歩道を高速で横断する。

一瞬の出来事だけど時間がゆっくりと流れるように感じられる。

右手でユルくブレーキをかけながら左手で三宅を引き寄せる。

右手がハンドルからずり落ちたのは横断した後。

軽く受け身をとって起き上がって三宅の安全を確認する。

三宅は薄く目を開けて…気を失った。