キミに届ける愛言葉

三宅を好きになったのは…夏休みだったな…。

三宅の背中を見ながら思い出に浸る。

ダチに誘われて部活の練習を無断でサボって夏祭りに行っちまった時だった。

三宅、俺と、付いてきてた冬馬を探して町中駆け回って。

夏祭りで俺らを見るなりキレるかと思ったら「無事でよかった…」ってポロポロ泣き出した。


無断で休むことなんかなかったから、事故ったんじゃねぇかとか心配したらしい。

その時に不覚にもその涙にドキッとしてしまった。


三宅の姿が見えなくなったのでチャリ通の俺はチャリ置き場に向かった。

「やぁだぁ〜、置いてきちゃったのお〜?」

「だっておせぇしー!!カオルがデートしてくれるっつたし♪」

きゃははと女の高笑いが聞こえたので振り返るとそこにはカップルらしき姿が見えた。

「…!?」