純情彼氏



その後も無言は続いて、暗い路地に入りかけたとき…


あたしはやっと気がついた。

「杉山、家こっちじゃないよね?」

「………」

「……ありがと」

暗い路地の向こうには細長い街頭が一本だけチカチカと点滅しながら立っている。


「………お前んち此処だろ」