純情彼氏


後ろから圭を眺めながら窓の外に意識を向ける

そろそろ春も終わりに近づいているのか外は新緑で満ちている
また夏が来る

けど今度は一人じゃない
圭がいる

「また…どっか行こうね?」

「言われなくても連れていく。
七海が喜ぶ場所に連れていくから、ちゃんと側にいてね」

この手を離したくない
今はお互いがそう思っている

だからかな?

「そうだね」

不思議と心は軽いんだ