もう一度謝って圭から離れた 機嫌を損ねているのにベタベタくっつくのもあれかな、と思ったから 「…いくら七海でも犬扱いはヤだ」 「だからごめんってばー…」 相変わらずの粘着質…と目だけを向ければそれ以上のじと目で返された これは少し厄介だなと圭に近づく 「…怒ってるよね? もうそんな事言わないから」 だから……機嫌直して? あの図書室で会話した時のように耳元で囁けば、圭が耳を押さえて凄い勢いで後ずさりし始めた 部屋の中には衣擦れの音だけが響いていてなんだか変な感じだった